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明かりの文化的価値を高めるために

フジワラは照明の卸販売施工会社として創業した昭和46(1971)年以来、お客様の暮らしの価値を高めるべく、快適で夢のある空間づくりを目指してきました。

事業の柱となる照明はもちろん、カーテンやエアコン、オール電化商材、太陽光パネルなど、お客様のニーズに合わせて豊富な商品群のなかからベストな商品を選択し、組み合わせて提案できることが当社の強みであり、インテリア照明業界のパイオニアたる所以でもあると考えます。

心地良い室内空間が求められているいま、人の心身にも影響を及ぼす「明かり」の役割はますます大きくなるでしょう。これまでのように質の高い照明計画を提案するだけでなく、「明かり」がもたらす効果や重要性をより多くの人に伝えていくこともフジワラの使命であると認識しています。

代表取締役社長 藤原幹人 取材イメージ1

「明かりの文化的価値」に対する日本の現状

「明かりの文化的価値」をより高めていくうえで課題となるのは、照明計画の質が置き去りになっている日本の現状です。建築をつくるうえで予算を削減しなければならない状況に陥った際、真っ先に削られやすいのが照明であるという状況を業界全体が問題視しており、改善の道を模索することは我々が取り組む大きなテーマのひとつでもあります。

日本における「明かり」の重要度が低い理由のひとつに、日照時間の長さが挙げられます。短い日照時間のなか、少ない光の量で生活せざるを得なかった欧米の人たちは、光に対する目の感度が高く、照明の光量や色にも敏感です。一方、日照時間の長い日本に暮らす人たちは、光に対する目の感度が低く、「照明は明るさが十分あればいい」という考えに陥りやすい傾向にあるのです。

“質の高い照明計画”を世の中に提供していきたい

株式会社フジワラはなぜ創業から変わらず照明を扱っているのか──それは、当社が目指す「明かり」の在り方を実現するためといえるでしょう。

空間を演出する「明かり」は、人の心身にさまざまな影響を与えます。それぞれの空間で過ごす人に最適な照明計画は、単一なものであってはなりません。在宅時間が長くなったいま、照明の重要性に気づき、その価値を感じてくださる方も増えてきつつあります。

株式会社フジワラとしても、建築会社のコーディネーターや現場監督、会社の経営陣といった事業者様と質の高い事例を数多く手がけ、世の中に見せていくことが大切だと考えています。

代表取締役社長 藤原幹人 取材イメージ2

「フジワラに任せておけば安心」と今後も思っていただけるように

株式会社フジワラの強みは、それぞれのブランドの良いところを十分理解したうえで、予算内におさまる最適なものを、メーカーの垣根を越えて提案できることにあります。

また、アイテムを一つひとつ決めていく過程で信頼関係ができあがり、「フジワラさんに任せておけば安心だから」とご依頼いただくこともあります。エンドユーザー様や事業者様と密接なコミュニケーションをとりながら、快適な空間づくりを模索していくスタイルもフジワラの特徴であり、強みでもあるといえるでしょう。

将来に渡ってこれらの価値を提供し続けるためにも、業界全体で行なっている「明かりの文化的価値」を広める啓発活動の継続と、よりハイレベルな物件を数多く手がけ広報していくことが我々のようなプロショップの責務であると考えます。

ライフスタイルが多様化するなか、空間の明るさを補うだけではなく、「明かり」そのものを楽しんでいただきたい──フジワラは、日本における「明かり」の文化的価値をさらに高めていきたいと思います。

株式会社フジワラ 代表取締役社長
藤原幹人